「方角 調べ方」なんて調べるとアナログ時計で方角を調べる方法とかがヒットしますね。
たしか名探偵コナンでもやり方を解説してる回があったと思いますが、あのやり方を見るたびに
なんで!?!?
ってなりません?
微妙に覚えにくいし、正午には使えないし、どういう根拠があってこの方法で方角わかるとかいっちゃってんの??
って思う人もいると思います。
ということで今回は、アナログ時計で方角を知る方法(以下アナログ法)の原理から解説していきたいと思います!
なるべく図を使ってわかりやすく解説するので是非最後までご覧ください。
その前にまずアナログ法についておさらいをしましょう。
アナログ時計で方角を知る方法
やり方はとっても簡単です。
まず条件として
・太陽が出ていること
・正午ではないこと
です。
この条件に当てはまらなければアナログ法は使えません。
アナログ法のやり方
一言で言うと、
時計を水平に構えて、短針を太陽の方向に向けたとき、短針と12時の間が南になる
です。
例えば10時なら
このような感じで11時方向が南になります。
現在時刻が16時であれば
12時と16時の間の14時方向が南になります。
このようなやり方でアナログ時計を使って方角を知ることができます。
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アナログ時計で方角がわかる原理
ここから本題。
アナログ時計で方角がわかるそもそもの原理は日時計です。
太陽は東からのぼって
正午に南を通り、
西に登ります。
かなりざっくり言うと、午前6時に太陽は東にあり、正午にやや南にあり、午後6時に西にあります。
上の図のような24時間で一周する時計があるとすると、実際の時刻と太陽の位置は対応しているので、
現在時刻と現在の太陽の位置さえわかれば、方角をを割り出すことができます。
しかし、実際のアナログ時計は24時間ではなく、12時間で一周します。
なので考え方は日時計なんですが、少し補正する必要があります。
(便宜上、24時間で一周する時計を24時間時計、12時間で1周する通常のアナログ時計を12時間時計と呼びます)
例えば現在時刻が8時のときを考えてみます。
24時間時計で考えると、8時の方向を太陽に向けると、12時方向が南になります。
このとき8時から12時までは60°の角度となります。
これを12時間時計でやってみると、8時の方向を太陽に向けて60°先は10時、つまり12時と8時のちょうど真ん中になります。
このようにして、12時間時計もといアナログ時計で方角を探すときは補正が必要になるわけです。
もうひとつ、14時の場合を例に挙げてみます。
考え方は先ほどとまったく同じです。
24時間時計で考えた場合に、14時の方向を太陽に向けると、12時の方向、つまり30°戻ったところが南になります。
12時間時計では、14時の方向から30°戻ったところは12時と14時のちょうど中間になります。
わかりましたか?
まとめると
・普通のアナログ時計は12時間で短針が一周するため補正が必要
・その補正が、現在時刻と12時の間になる
ということになります。
まとめ|アナログ時計を使って方角を知る方法とその原理を解説!
いかがでしたか?なかなか説明するのが難しいですが、なんとなくでもアナログ時計で方角がわかる理由が理解できたでしょうか?
まぁ、原理を理解できなくてもやり方さえ覚えれば問題なく使えます笑
では!