【こするの絶対ダメ!】ハブクラゲに刺された時の対処法【沖縄】

3月になり、沖縄でも一部では海開きとなって、海水浴シーズンが近づいてきています。

海で遊ぶのはもうさいっこうに楽しいんですが、実は危険もいっぱいあります。

今回はそんな危険の中のひとつ、ハブクラゲについて解説していきます。

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ハブクラゲとは

沖縄県全域に生息している猛毒クラゲです。

長い触手をもち、全長1.5mにもなります。

毎年必ずハブクラゲによる被害があります。

ハブクラゲに刺されるとどうなるのか

30本弱ある触手が絡みつき、触手についている刺胞から毒針が発射されます。

クラゲから離れてもちぎれた触手が足に絡みついていて、刺激を与えるとさらに毒針が発射されるという二重の罠。

刺されると激痛、灼熱感、掻痒感に襲われ、患部は赤く腫れ、ミミズ腫れになります。

命に別状のないことが多いですが、こどもでは死亡例もあるので決して侮ってはいけません。

ハブクラゲがいる場所

クラゲ刺傷

ハブクラゲが目撃されるのは

  • 浅瀬
  • 流れの穏やかな湾内

であることが多いです。

餌となる小魚がこのような場所にいるためハブクラゲも同じような場所にいると言われています。

浅くて流れが穏やかな湾内、こどもを遊ばせたくなるような一見安全そうな場所です。

大人の膝くらいの水深しかないかなりの浅瀬にもいるので、注意が必要です。

あとは漁港の中でも比較的よく見かけます。

 

ハブクラゲに刺されやすい時期

5月~10月が多いですが、一年中被害報告があります。

特に海水浴シーズン真っ最中の7,8月がピークです。

対処法

ハブクラゲに刺されたらどうするか。

絡みついた触手に酢をかけて、ピンセットなどでやさしく触手を取り除く

これに尽きます。

これはハブクラゲにのみ有効で、他のクラゲに刺された場合は逆効果になるので気を付けてください。

なぜ酢が有効なのか?

 

ハブクラゲの触手には毒針の入った刺胞がついています。

実はハブクラゲに刺されたといっても、すべての毒針が発射されているわけではなく、未発射の毒針が残っています。

触手、もとい刺胞を刺激すると未発射の毒針が発射されてしまいますが、酢をかけることで、毒針の発射を抑えることができます。

つまり、未発射の毒針を発射させないため、症状を悪化させないために酢をかける必要があるということです。

ハブクラゲに刺されたときにやってはいけないこと

・こする
・お湯や水をかけて洗う
・アルコール消毒する
・いきなり触手を無理やりはがす

これらの行為はすべて毒針の発射を促すため、絶対にやってはいけません。

刺された本人は、痛くてかゆくてついつい患部をかきむしりたくなってしまいますが、せめて触手を取り外すまでは絶対に搔かないようにしましょう。

またよくある間違いとして、触手をはがしてから酢をかける人がいますが、まったく意味がないので注意してください。

予防法

ハブクラゲは基本的には命に関わることはないですが、小さいこどもの場合は死亡例もあるので予防法は必須です。

しかし、透明なので見つけるのはかなり難しいです。

いくつかハブクラゲを予防する方法を説明します。

  • クラゲネットのある場所で泳ぐ
  • ネットのそばにいかない
  • ラッシュガードなどを着て肌の露出をさける

クラゲネットのある場所で泳ぐ

管理されたビーチではクラゲネットが張られていることが多いです。

もちろんクラゲネットで完全に予防できるわけではありませんが、ないよりは遭遇確率がガクンと下がります。

ただ、ネットがあるようなところはよく旅行パンフレットで見るようなサンゴ礁の魚などは見ることができません。

クラゲネットのそばで泳がない

ハブクラゲは全長1.5mにもなります。

もしハブクラゲがネットの際にいたら、触手だけネットの隙間から飛び出してくる可能性があります。

そのときにネットの際にいると当然刺されてしまうので、クラゲネットがあるからといって安心せず、ネット際では泳がないようにしましょう。

 

ラッシュガードなどを着て肌の露出をさける

ネットの中だけで泳いでも見える景色は限られてしまいます。

やはりサンゴ礁やネットの外でも泳いでみたいですよね。

そういう場合はラッシュガードなどを着用して肌の露出をへらすことでハブクラゲに刺される可能性を減らすことができます。

もちろん肌をすべて隠せるわけではないので完全には防げないかもしれませんが、万一刺されたとしても被害を最小限にすることができます。

まとめ|ハブクラゲに刺されたときの対処法

これから海水浴シーズンが始まっていきますが、危険生物の対策もしっかりして、楽しく遊びましょう。

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