本に書いてある内容はだいたい本土向けの内容なので、沖縄にないような植物も多数載っています。
沖縄は亜熱帯に属していて、分布する植物も一風かわったものが多いので、本の内容では不十分なことが多いんですね。
焚き火に使える植物も沖縄特有のものが存在するので、今回は私が沖縄で焚き火をするときに使う焚き付け用の植物を5種類紹介します。
焚き付けって?
そもそも焚き付けとは、火起こしの小さな火を大きくするための燃えやすいもののことを言います。
しっかり焚き付けて火を大きくすることで薪に火を移して安定した焚き火を作ることができます。
沖縄の浜辺で焚き付けに使える植物5選
アダンの葉
沖縄ではどこにいっても見かける、パイナップルみたいな実をつけるアダンの木です。
そこら中に枯れ葉も落ちているんですが、その葉にはトゲがあるためあまり触ろうとする人はいません。
しかし、燃やしてみるとかなり燃えやすいです。
その辺に落ちてる落ち葉よりはよっぽど安定して燃えやすいので焚き付けにはもってこいです。
もちろん枯れ葉にもしっかりトゲはあるので手をケガしないように手袋などをつけることをオススメします。
ヤシの木 フェニックスロベレニー
普通の人が想像するようなヤシの木ではなく、フェニックスロベレニーという種類の背の低いヤシの木があります。
このヤシの葉が生えている部分の根元にある茶色い網状の葉が、かなり燃えます。
触った感じ湿っているような感じで、一瞬燃えにくさを感じますが、火が付いた瞬間すごい勢いで燃えます。
琉球松
リュウキュウマツもそこら中にありますね。
マツの枯れ葉は焚き付けとしては定番かもしれません。松ぼっくりも有名ですね。
簡単に大量に集まるので、焚き付け用にたくさん準備しておきましょう。
ちなみに、浜辺に落ちている枯れ葉は表面のみ集めるようにしましょう。
表面の下に隠れている枯れ葉は湿っていることが多いからです。
ススキ
沖縄の中南部にいるとあまり見かけないので、沖縄にススキはないと思っている方もいるのではないでしょうか?
北部にいくと普通にススキがたくさんはえています。
浜辺にたくさん生えていることはあまりないですが、少し浜から離れると大量に生えているポイントもあるので、探してみることをオススメします。
エノコログサ
いわゆる猫じゃらしですね。
かなり細かくて焚き付けとしては優秀なんですがあまり量がなく焚き付けというよりは火起こしの段階で使うほうが良いかもしれません。
写真のように枯れて茶色になっているものを使いましょう。
沖縄の浜辺でおすすめの火起こしのやり方
ライターなどを使って火起こしをする場合
集めやすいアダンの葉、ヤシの木、松の枯れ葉を集めて火をつければ十分に焚き付けできます。
消えそうになったら追加で焚き付け用の枯れ葉を足しましょう。
火打石などを使う場合
今回紹介したものをすべて使うなら、
- エノコログサやススキの枯れ葉を集めて火打石で火をつける
- 小さな火が付いたところにアダン、松の枯れ葉を加える
- 少し火が大きくなったらヤシの木を加える
- 火が燃え盛っているところに薪を投下
という感じですね。
まとめ|沖縄の浜辺にある焚き付けに使える植物5選
沖縄の焚き付けは、本土と違って植物の種類も違う、湿度も違うで勝手が変わってきます。
しかし、ちゃんとやれば沖縄でも安定して焚き火ができるので、是非挑戦してみましょう。